◆ いつもは<当たり前>ではない

いつもありがとうございます。BP鍼灸整骨院アシスタントの宮川みきです。

 

昨日はつい先日雪が積もったことが嘘かのような、とても暖かい陽気でしたね。

2月も下旬に差し掛かり、暖かさと共に少しずつ、春の足音が聞こえてきている気がします。

 

私事ではありますが、1週間前の月曜日、父が危篤状態になりました。

 

これまで、幾度となく生死を彷徨い、その度に生還してきた父でしたが、今回は誤嚥性肺炎とコロナ、腎機能低下と様々な要因が重なり、とても助からないだろうと思いました。

 

父がコロナになってしまったため、面会も叶わず、病院側から容体を聞いては安堵したり泣いたり、心が休まらない日々を送っていたのですが、なんと、奇跡的に回復していると言われ、危篤状態から脱した父でした。

 

もう今年で90歳になる父ですが、そう遠くない未来にいなくなってしまうだろうと、ずっと心の中に思いはあるのです。

 

ですが、実家に帰り、いつものように父が笑って出迎えてくれて、子どもたちと遊んでくれて、みんなで笑って、、、と、《いつも》を目の当たりにしてしまうと、それが《当たり前》すぎて、いざいつもとは違うことが起こると、《いつもは当たり前じゃない》ということに、遅ばせながら気付くのです。

 

今回父は、奇跡的に回復しましたが、肺炎が治っても、腎機能が良くなっても、元々足腰の筋肉が弱まっていた上に、10日以上横になっていただけの身体では、もう自力で歩くことはできません。

 

お医者様からは、「たとえ良くなったとしても、自宅に戻ること自体がもう無理だろう」と言われました。

 

父にとっての《当たり前》、私たち家族にとっての《当たり前》は、突然当たり前ではなくなってしまったのですが、それでも命があるのだから前向きに考えよう!と、当たり前にあぐらをかかずに、後悔のないよう父との時間を過ごそう、と家族で話をしました。

 

みなさんも、ついつい忘れてしまいがちな《いつも》や、《当たり前》に目を向けてみませんか?

 

「あ、これは当たり前じゃないんだ」と感じるだけで、自然といろいろな気持ちが生まれてきます。

 

その自分の中に芽生えた気持ちや感情に素直になって、後悔のない、幸福感にあふれた毎日を送りたいものですね。

 

私も、治療院に患者様が来てくださるのは当たり前じゃないんだ、と父との出来事で得た気付きを胸に、日々邁進致します。

 

いつも、本当にありがとうございます。改めて、皆様に心から感謝申し上げます。